自粛期間明けの近況報告

1.遠距離恋愛、ふたたび

つい数ヶ月前、コロナ禍によって同棲生活をスタートさせた私たちであったが、緊急事態宣言解除に伴ってあっけなく愛の日々は終焉を迎えた。

彼は大阪へトンボ帰り。そして元のように、金曜夜に東京へ帰ってきて、月曜朝に大阪へ戻っていく半同棲生活へと逆戻りした。家に一人というのはこんなにも寂しいものだったかと日々驚く。夜中に急になったインターホンも怖くて心許なくて、すっかり未亡人の気分だ。料理をするにも一人前作るのは難しく、結局2.3人前を一人で平らげてしまう。帰りが遅くなると自分のために料理なんかする気にならなくて、インスタントで済ますのが常だ。こんな時は独女向けのFMラジオをへべれけになって聴きたい(ピンと来る人にはわかるでしょう、そう、あの映画です)ものだけど日本にそんなラジオ番組があるのでしょうか。

 

 

 

2.彼の寝言と夢日記

同棲をして知ったことだけど、彼は高頻度で寝言をいうタイプの人間だった。夜中に隣でモニョモニョ話している声で起きることがよくあるが、私も寝ぼけているのできちんと思い出せずに終わる。この間は満面の笑みで、「ゼロ、ゼロに!みーちゃん、それはアカンよみーちゃん!」とニコニコ寝言を言っていた。私も寝ぼけながらも忘れまいと慌ててスマホにメモを残した。のちに一体どんな夢を見たのかと問い質したが、サッパリ覚えていないという。

 


付き合う以前から、私はよく自分の見た夢の話を彼に話して聞かせていた。夢というのはどこか自分のプライベートな心理を解き明かすものであると考えていて、自分のことをよく知って欲しいという願望があったからなのだろう。単純に、あなたが夢に出てきました!と言われたら興味を引くし。2回目のデートで、渋谷の交差点を渡る最中に初夢の話をしたことを覚えている。内容は忘れちゃったけど。

近頃、彼が夢の話をよくしてくる。夢に関する本を買って読むまでになり、まさに彼はいま”夢フリーク”だ。

これまで私は彼の夢に現れたことはなかったが、この間ようやく登板することが叶ったようだ。私とパリの中華料理屋に行った夢とスーパーに買い物しに行った(OMSBも一緒に)夢の二本立て。もっといろいろな夢の話を聞かせてほしい、寝言もね。

 


3.物件探し

引越ししたいと言い始めてかれこれ4ヶ月が経とうとしている。毎日スーモをチェックしてもなかなか見つからない。コロナの影響で不動産の動きが停滞していたこと、希望の要件が高過ぎることが原因だ。私たちの希望(というか絶対条件)は以下↓

・日比谷(もしくは銀座)まで一本で20分以内

・2階以上(できれば高層階)、オートロック

・1LDKで40平米以上

・ペット可(犬一匹、ハムスター)

・テーブル、椅子の置けるベランダ

・大きいキッチン

・風呂トイレ別、風呂の蛇口がひねり式ではない

などなどなど...

ペット可にするとここまで物件が少なくなるものとは思わなかった。とはいえ、愛犬(シーズーフレンチブルドッグ希望)との夢の暮らしを諦める訳にはいかない。いつか理想の住処と出会うその日まで。

 


4.少女小説

みなさんは少女小説というジャンルをご存知だろうか。おそらく多くの人が知らないだろう(私の友人諸氏は非オタクが多いですから)。少女小説とは少女向けのライトノベルだ。いわば、夢小説の原作がないバージョンということ。夢小説がわからないパンピーはググってください。私は恥ずかしながら少女小説のファンだ。文学好きからしたら、いや、文学好きでなくとも、軽薄で粗末な駄文と評すこと請け合いのチープさであるが、そこがいい。三島の耽美な世界に浸りたい時もあれば、思考停止して馬鹿みたいなトキメキの世界を楽しみたい時だってある。


少女小説といえば、今野緒雪雪乃紗衣あたりがレジェンドであるが、私は雪乃紗衣の信奉者であり、彩雲国物語の熱烈なファンである。どういう訳か昔から中華ファンタジーに惹かれるのだ。十二国記しかり、中国を舞台にしたラノベに外れなしとまではいかないけど、名作は多い。

角川文庫で新装版が出たのを発見して思わず手に取った。とりあえず2冊買って読んだけれど、変わらず面白い。けれど、やっぱりあのイラストがないのは物足りない。読むのが遅い私にとっては挿絵のページまで辿り着くのも読書の楽しみの一つだったから。旧版は全冊集めていたけれど本棚に空きがなくて売り払ってしまった。後悔先に立たず。

 


5.結婚

上の文までは随分前に書き留めていたメモだったので、そのときは夢にも思っていなかったけれど、結婚することになった。6月20日がプロポーズ記念日。あとで知ったことだけどその日は一年でも最強の運がついた日で、一粒万倍日となんとか日が重なった好日だったそうだ。その日に入籍したカップルは多い。私の職場の同僚もそうだし、punpeeもそう、みんなこのタイミングを狙っていたらしい。日本のカレンダーはいい日、悪い日が決まっていて面白いけれど反面めんどくさくもあるね。

 

指輪を買ってもらった。憧れだったヴァンクリの指輪。驚いたのは結婚指輪ですらシンプルなものが少ないということ。どれも飾りがついていたり、奇抜な形だったり。おそらく何十年もつけることが予想される指輪なのだから、何の変哲もない輪っかが絶対いいと思うのに。

今月はお互いの親に挨拶をしに行く。緊張でいまからお腹が痛い。相手の親に会うのもだけど、彼、そして彼の家族にうちの親を引き合わせるのが本当にこわい。大人なんだから大丈夫だろうとは思うものの、、ハラハラする。。この結果は次回のブログで。。